ジャガーXJS6.0はまさに意匠の集合体です。
こんにちは。
ガレージカレントの栗田です。
先日入庫したジャガーXJSが私の気を引き続け止まない今日この頃です。
毎朝ショールームを開けるたびに、このXJSが視界に飛び込んできます。
これまで多く扱っていたドイツ車とはまた違った、イギリス車の魅力がございます。
イギリス車を代表する車といっても過言ではないジャガーXJS。
今回はその魅力について、ご紹介させていただきます。 詳細はこちらから
ジャガーXJSは、マイナーチェンジこそ行われてるものの
単一モデルとして、1975年から1996年まで製造し世界各国で愛されてきました。
その長い年月で最後に行きついたのが、このV型12気筒6.0リッターエンジンでございます。
ジェントルな乗り味かと思いきや、踏み込むと気持ちよく老けあがるこのエンジン。
おとなしい人が怒ると一番怖いとよく言いますが、それに似たギャップを持つ車です。
足回りも同様で、例えば911であればある程度の足の硬さがあって当たり前で、
もちろんこのXJSはそこまで硬いわけでもございません。
しかし、コーナリング時の初動こそ柔らかいものの、踏ん張りは一級品。
リアには片側2本ずつサスペンションを有すだけあり、完成された印象でございます。
乗り味だけでないのがこのジャガーXJSの大きな魅力です。
それは、見た目です。
ボディのプレスラインと各所の曲線。
メッキも非常に光沢があり焼き付きも見受けられません。
フェンダーのアーチすらも美しく、まさに芸術品です。
リアガラスの形状も現代のクルマではコストの面でこのような形はまず作られないでしょう。
そして、空力を考慮したルーフからリアクオーターにかけてのボディライン。
美しすぎます。
無駄がなく非常にきれいに仕上げられておりますので、実際に見るとまた印象が変わります。
ルーフも丸みを帯びていてクラシカルな印象がたまりません。
本当にいくら見ても飽きないクルマで、見る角度によっても感じ方が変わるのです。
まさに、美術館で彫刻を眺めているようなそんな感覚に近いかもしれません。
内装は、圧倒的にコストがかけられていることが手にとってわかる仕上がりです。
シートは堅めのレザーです。
90年代後半くらいからはイギリス車のレザーは柔らかく、傷みやすいものが多くなります。
このクルマはそうなる前の逸品。
あと20年はノーメンテで乗れそうなこのシートは、圧倒的です。
革の耐久性もそうですが、太いく強い糸で縫われていますので、
糸のほつれなども一切なく、しっかりした印象でございます。
またウッドもぜひご紹介させていただきたいです。
ご覧ください!このえげつないほどにきれいな木目。
グレーの内装と合わせて非常に高級感とクラシカルな印象を与えてくれます。
艶やかなウッドは、見るものを魅了します。
操作には関係のない部分ですが、つい手を触れてしまします。
乗っているだけで、自分が貴族にでもなったのではないかと錯覚してしまうほどに
このクルマには独特の世界観を感じさせる力があるのです。
名車名車といわれて興味をお持ちの方もいらっしゃることと存じますが、
一つの工業製品としてこのクルマと向き合っていただくのもまた面白いのではないでしょうか。
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