DETAIL

1969年 メルセデスベンツ 200(W115) タテ目コンパクト/ディーラー車(ウェスタン自動車物)/生産終了モデル/
1オーナー/右ハンドル/4速コラムMT/車検24年5月/実走行28,200km/
外装色:ホワイト/内装色:ワインレッドコンビ/
パワステ/クーラー/14インチ純正キャップホイール/beckerラジオ/三角窓/
取説/サービスブックレット/パーツカタログ/BOOKケース/車検証入れ/クーラー取説/スペアタイヤ/ジャッキ/
旧車につき修復歴あり(特に大きな事故歴などが認められる箇所はございませんが、旧年式のため修復歴ありとさせていただきます。)

※入念な納車整備を行った上でご納車致しておりますが、安心してお乗りいただくことができるように3ヶ月3千km保証(無償)を付帯しております。
さらに、ご希望のお客様には6ヶ月6千km保証(有償)をお付け致します。

※1年間24時間ロードサービス無料付帯!

※第三者機関「AIS」(株式会社オートモビル・インスペクション・システム 車輌検査専門会社)による検査実施にて評価済み
http://www.ais-inc.jp/

なんと驚愕スペックの一台が入庫いたしました!
新車時から正真正銘1オーナー、ガレージ保管の実走行2.8万kmという個体でございます。
前オーナー様は、新車時から43年ほどの期間、大切に所有されていらっしゃいましたが、
このほどご高齢のため免許証を返納されるにあたり、弊社にお譲りいただく運びとなりました。
新車時から現在に至るまで特に大きなレストア作業なども施されておらず、若干のペイントのやれ感こそありますが、
それがまた40年以上の長きにわたり生きながらえてきたサバイバーとしての貫録すら感じさせます。
フルレストア済みのビカビカの個体では味わえないクラシックモデルの味わいがここにはあります。
ビカビカに仕上げるのも良いですが、このままの状態を大事にキープしながらお乗りいただきたい一台です。

W115は、それまでのW110(ハネベン、FINTAIL)の後継モデルとして1968年に登場しています。
W115は、4気筒ガソリンエンジンと5気筒ディーゼルエンジン搭載車を指し、
6気筒のガソリンエンジン搭載モデルはW114と呼称されておりました。
今回ご案内させていただきます200は、4気筒のガソリンエンジンですのでW115となります。
W110までのFINTAILは、その姿を残さず、全体的にすっきりとしたスタイリッシュなデザインが特徴です。
Sクラスと比して、コンパクトと呼ばれていますが、当時の国産車などに比べれば、
十分に大きく見え、メルセデスとしての威厳、品格に溢れていたことでしょう。
しかし、現代においては、その名の通りコンパクトなサイズであり、シンプルなデザインがかわいらしくもあり、
嫌味のない、とても上品でおしゃれな雰囲気が魅力的です。

外装は、ホワイトのソリッドカラー。
改造、モディファイなど一切なしのボディーは、ペイントの若干のヤレはございますが、
非常に良い状態を保っており、新車当時から40年以上の歳月を生き抜いてきた車とは感じさせません。
佇まいもよく、大切に扱われてきたことが、とてもよく伝わってまいります。
メッキ類も、目立つ傷みや錆などもなく、当時のメッキの品質の高さにも驚かされます。
ただし、保管状態が良かったからこそのこのコンディションということも忘れてはいけませんよね。
いくら、高い品質を誇っていても、ずーと野ざらし雨ざらしでは、サビ、腐食には敵いませんから。
新車時からの、ホイールキャップも味があります。
14インチの鉄ホイールに、ボディー同色塗装のキャップは、この年代ならではの装備でしょう。
雰囲気あって最高です。

内装は、ワインレッドのコンビ。
シートの中央部分とドアパネルに配されるファブリック部分は肌触りのよいシンプルな織り込み生地。
その他は、耐久性の非常に高いMB-TEXと称されるビニールレザーとなります。
破れなども一切見受けられず、座面の摺れや毛玉なども皆無でございます。
走行距離の少なさや、保管状況の良さも要因の一つではありますが、実はこちらの固体、新車時からずーっと、
純正のシートカバーを装着しておりました。
ホワイトの布製のカバーが、座面、背もたれ、ヘッドレストまでシート全面を覆っておりましたので、
このワインのシートが日の目を見るのは、登録されてからは初めてかもしれませんね!
というわけで、シートコンディションは文句のつけようがありません。
残念ながら、シートカバーは経年により全体的に黄ばんでしまっておりましたので、取り外しました。
まあ、40年もシートカバーにさえ破れなども一切ありませんでしたので、驚くほど大切に乗り降りされていたことに相違はないでしょう(^^)
車内は、汚れ、ダッシュ割れなどもありませんし、サンバイザーにはまだ新車時からのビニールが残ったまま!
さらには、なんと当時もののbeckerラジオが付いています。
しかも音なります、ラジオ入ります!もうただただ驚かされます。
是非一度ご覧いただきたい、希少価値満載の一台ではないでしょうか。

機関系は、これまた好調で不具合は特になし。
チョークを引いて、キーを捻ると元気よくキャブエンジンが目を覚まします。
40年以上前のモデルですが、何も難しい儀式は必要ありません。
アクセルを4回踏んで、スロットル半分開けた状態で、セルを回してとかいりません(^^;
一発で元気よく目覚めるエンジンは、これまでのきちんとした整備の賜物でもあるのでしょう。
コラムシフトで操る4発のエンジンは、軽快で思わず笑顔になってしまうほど楽しいのです。
速くもないし、性能的に優れている部分があるわけでもないですが、なぜか乗る人がみな笑顔になるそんな一台。
やはり、当時の製作者たちの思い入れ、そして長年を共に過ごしてきた前オーナーの愛情が、
車を通じて私たちに語りかけているのでしょう。
「こいつは楽しい車だから大事にしてやってくれよ!」ってね。

M115 水冷直列4気筒 1988cc キャブレターエンジン
最高出力 105ps(グロス値)
許容最高回転数 6000rpm
圧縮比 9:1

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